5月
22

司法は全体が見えていない ―大飯、厚木の両判決を受けて―

昨日、二つの地裁で判決が出た。一つは「大飯原発の再稼働を認めない」というもの。もう一つは、「厚木基地の自衛隊機夜間飛行禁止」である。

大飯原発再稼働禁止に対して、政府は原発再稼働を進める方針に「全く変わりはない」と発表。ただ、世論の反発が大きくなり、再稼働の足枷になる可能性がある

福井地裁は「生存にかかわる人格権」「豊かな国土に、国民が根を下ろして生活していることが国富だ」と判決で述べている。

しかし、原発を止めることも極めて危険で、日本の安全保障、経済、生活、もしくは生きるか死ぬかの生存権にまで影響があるのだ近隣諸国の脅威によるエネルギー資源確保の脆弱性、化石燃料による全世界的規模における死者の増大、途上国の経済発展の阻害、文明の退化、人間らしい生活への障害など、原発停止は日本に限らず、世界規模での問題が多数ある

私たち日本国民、そして人類は、過去の先人たちの努力の集積の上に文明生活を成り立たせ、その恩恵を享受しているそれをさらに、発展させ、もっと安定的に発展・繁栄させていく使命がある

人口が百億人に向かって増大している昨今、日本の原発技術は世界の安全・発展のためには必要不可欠な存在なのだ

原発と上手に付き合い、日本国民として文明的生活を生きる権利が私たちにはある。

さらに、厚木基地における自衛隊機夜間飛行禁止の判決は、今までも自衛隊機は夜間飛行を自粛していたので、現状追認の印象もあるが、中国・北朝鮮などの脅威が増すときに出す判決ではないだろうこの判決によって、救難派遣や緊急防衛対応などの万一の時の活動に支障が出ることを懸念する

たまたま、二つの地裁で同日にこのような判決が出ているが、司法は「木を見て森を見ず」という傾向があるのではないか

部分的な正義を振りかざし、全体の大きな善が損なわれて、日本国民の生存が脅かされることもあることを知って欲しい。司法関係者にトータルな社会勉強をされること、そして国際感覚を持つことを望む

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