本日、政調会の医療部会の田部雄治氏とスカイプ会議を行いました。医療を考えるうえでの基礎的な哲学を報告してもらいました。
今回はハイエク「自由の条件Ⅲ」から、社会保障のあり方を探求しました。
例えば、以下のような考え方をハイエクは説いています。
●困窮者へのセーフティネット・・・備えをすることもできない人への公的扶助は是認。所得再分配と言えなくもないが必要。資産など保護基準を設けることは可能。
●強制保険としての社会保障・・・備えをすることができない人への強制加入は是認。能力があるのに備えをしない人への公的負担を防ぐため。
※ただし、所得再分配は認められない・・・恣意的に運用され、多数者の先生につながるから。(所得再分配に限度は設けられない。累進課税と同じく、行き着く先は結果平等)
このように、社会保障の基礎的な土台を確認しながら、制度を設計していきます。