いつも闘魂メルマガを購読して下さり、ありがとうございます。7月4日の17:00ごろに「闘魂メルマガ第93号」を配信します。
今回のテーマは「なぜGHQは日本に憲法9条を押し付けたのか」です。
安倍首相は5月3日、憲法改正を求める集会にビデオメッセージを寄せ、「2020年を新しい憲法が施行される年にしたい」と表明。そして、改正項目として9条を挙げて「1項、2項を残しつつ、自衛隊を明文で書き込むという考え方は国民的な議論に値する」との考えを示しました。憲法改正に踏み込んだ発言は良しとするも、この加憲の提案については、首をかしげざるを得ません。「現行9条の1項、2項ともそのまま残しながら、自衛隊の存在を書き加える」ということは、『白馬は馬に非ず』という詭弁を憲法に書き込むことであり、解釈論と条文の改訂とを混同しています。
ちなみに日本国憲法第9条の1項(戦争放棄)と2項(戦力不保持、交戦権否認)は以下の通りです。
1.日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
さて、日本国憲法第9条について、賛否両論あると思いますが、東アジア情勢を鑑みると、9条改正は喫緊の課題でしょう。日本の主権を否定し、隷属国家の象徴のような9条が、なぜ日本国憲法に入ってしまったのか。今回のメルマガは、その源流と理由を探ってみたいと思います。
皆様のご参考になれば幸いです。