平成から令和へと、時代の変わり目において、皇室への注目が増しています。しかしながら、天皇や皇室というご存在が、どういうものであるかがわからなくなってきているとも言えるでしょう。このままでは、皇室の基盤が崩れ去り、その存続が危うくなりかねません。
皇室というものは、日本の古来からの神々の系譜を引きつつ、その祭祀を行う尊い存在です。その本質は、国の安寧を心から願うことです。このことは、宗教的に極めて重要なことです。祈りのない国は神仏のご加護をいただけなくなり、滅びに至ります。
戦後、アメリカによって人間・天皇へと流れていますが、これは皇室の存在を否定する方向です。開かれた皇室が行き過ぎると、週刊誌ネタの餌食となり、尊さを失うことになりかねません。
やはり、皇室は、利害によって離合集散する政治の上に、徳ある存在としてあるべきでしょう。
戦後の宗教否定の風潮から「宗教の復権」へと流れを変えていくことが、皇室の安泰につながっていくことになると思います。
文責:江夏
参考:幸福実現党 大川隆法総裁著書