原発停止によって、日本の燃料費増は年間3.8兆円と言われています。(経済産業省による2013年度の推計)
この3.8兆円をいかに見るか。
今、日本の国防費は約4兆円。また、生活保護費の総額は3兆円を超えています。
原発停止による燃料費増は、ただただ資源国に垂れ流しになっているだけです。私たちの両親や祖父母が、戦後、歯を食いしばって日本の高度経済成長を実現させました。そして、その産業力で、今も豊かな日本でいられます。その国富を国外に流出させているのです。
国民の間に、原発について多様な意見はあります。しかし、この現状を見て、国の政治に携わっている者は、早急に手を打たなければならないと感じなければなりません。
先日、私は原発についてのテレビ討論を見る機会がありました。そこに参加していた政治家たちは、緊張感と気迫が欠けていました。民間の知識人の方が、危機感を持っています。
エネルギー問題について、政治家たちが科学的知見に基づいて、冷静に判断することを求めます。それは、危機をあおっているマスコミ報道とは逆の判断になるでしょう。あとは、政治家の覚悟です。国民に理を尽くして説得することを恐れないでいただきたいと思います。