2013年
11月
12

原発は必要④ 「抑止力」

「原発は必要」シリーズを続けています。それは「原子力政策が日本の命運を決める」との危機感があるからです。

今日は、「抑止力」という観点で意見を述べます。

日本が原発を廃止すると、アメリカの原子力技術も衰退していきます。というのは、1979年のスリーマイル島原発事故以来、アメリカは日本の原子力技術で原子力発電を行っているからです。

そして、原子力の問題は、核防衛にも直結しています。つまり、日本の脱原発は、日米の原子力関連産業が衰退し、防衛力も低下していくことになるのです。

では、日米の原子力技術衰退で、どこが喜ぶでしょうか。それは、北朝鮮中国です。

下手をすると、中国が原子力を支配する時代が来ます。

果たして、共産党一党独裁国家や全体主義国家が、技術的、軍事的優位に立ってよいのでしょうか。それは暗黒の時代を意味します。

自由主義、民主主義の国々よって世界を主導する方が、世界人類は幸福です

中国は今後も原発を100基以上、建設する予定です。これから増々、中国の原子力技術が向上していくのです。そのようなときに、脱原発は極めて危険です。

歴史を振り返ると、軍事的技術力に差がある場合、必ず植民地化隷属化属国化が生じます。最近の中国、北朝鮮の言動を見れば、日本を標的にしているのは明らかです。原子力技術に圧倒的差ができれば、「日本は白人に支配されたインディアンのようになる」危険性があるのです

ですから、安易に原子力技術を捨てることは、とても危険なことなのです。脱原発は亡国の道だと知らねばなりません。

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