先日、ある知識人と朝日新聞「慰安婦報道検証記事」について話をしていました。
「朝日新聞は誤報しておきながら、謝罪もしないというのはけしからんですな」と話題を振ると、以下のような話をしてくださいました。
「朝日新聞は、かなり部数が落ちている。そこに読売新聞が読者を横取りしようと、販売員が攻勢をかけていると聞いた。もともとナベツネさんは、『新聞界は読売と朝日の二強体制で、他は潰れても構わない』という発想だったが、今回の朝日慰安婦報道の件で、朝日を潰しにかかっている。又聞きですが、『朝日新聞を購読すると子供が嘘つきになりますよ』と営業トークをしているらしい。朝日新聞内にも自社批判をする人もいるが、かと言って朝日らしい“左翼スタンス”を崩すと読者が減ってしまう。場合によっては、毎日に流れてしまう。朝日の社員は、普通に付き合うと“まっとうな人”なのだが、仕事になると社内のエートスというか遺伝子で、自分とは違う意見で論陣を張ってしまうとも聞いた。まあ、週刊ポストや週刊現代などでポルノ記事を書いている記者がいるが、その人たちも付き合ってみると普通の人たち。ただ、仕事になると日中からポルノ記事を書かざるを得ない。朝日新聞の人たちもそのようなものだ」
このようなご意見をいただきました。朝日新聞の社員たちにも同情の念が湧いてきましたが、ただ、マスコミには正義というものがあり、販売部数によって社内改革ができないことは、日本の信用や誇りとは全く関係ありません。あれだけ、日本の信用や誇りを傷つけたのですから、朝日新聞社員の勇気に期待し、その他の誤報の訂正・謝罪も引き続き行っていただきたいと思います。