朝日新聞は9月11日の夜、木村社長が記者会見を行い、福島原発事故「吉田調書」記事を取り消し、謝罪を行いました。他紙から誤報の指摘を受け続け、政府が「吉田調書」を公表することになったので、耐えきれなくなっての記者会見を行ったとの印象を受けます。
福島原発事故「吉田調書」報道は、明らかに誤報なので、当然の謝罪と言えるでしょう。
さらに、「慰安婦」問題についても、ついでという感じで「お詫び」を行いました。ただし、8月5日、6日に報道された検証記事を踏襲してのお詫びです。池上彰氏も指摘していた「報道の訂正があったのに、謝罪しないのは台無しである」という意味においてです。
記者会見でも言っていましたが「広い意味での強制性はあった」としている部分は問題ありです。全般的に慰安婦問題については、問題のすり替えを行っています。もしくは「吉田証言」以外は正しいと居直っているようにも見えます。承服しかねます。
今回、まがりなりにも、トップが謝罪したことは一歩前進と思います。しかし、この際、朝日新聞には、他にもある日本を貶める記事について、訂正・謝罪を行い続けて欲しいと思います。例えば、以下のテーマがあります。一部訂正を行っているものもありますが、日本の信用を傷つけ、国民をミスリードさせた報道について、何らかのけじめが必要なのではないでしょうか。
- 日本刀での百人斬りというありえない報道
- 「侵略」を「進出」と書き換えたという教科書問題
- 中国におもねった文化大革命礼賛
- 北朝鮮は楽園と書き立てて、多くの日本人が北朝鮮に渡った悲劇
- 南京事件の虚構
- 日本軍による毒ガス使用の誤報
なぜ、朝日新聞において、このような誤報や日本を貶めるような報道が多いのでしょうか。少し辛辣に書かせていただくと「朝日新聞は『事実そのもの』ではなく『事実だったらいいな』と自分が思うことを、さも事実らしく書く」という習性があります。それは、社会主義、共産主義の幻想を抱き続けているからでしょう。つまり根底に左翼思想があるからです。
ですから、朝日新聞をはじめ、日本の左翼マスコミに巣食う「北朝鮮、中国礼賛」「日本憎し」という左翼思想を根絶しなければ、根本解決にはならないのです。本来ならば、1991年にソ連が崩壊したとき、左翼思想の総括が行われ、消滅しなければならなかったのです。それがマスコミ界や学界、政界などに生き残り続けてしまいました。文明実験として、社会主義、共産主義が人類を不幸にすることが証明されたにもかかわらず。
とにかく、朝日新聞社長の謝罪という不十分ながらも、稀有なる機会を得たことは、日本の信用、名誉、誇りを取り戻す大チャンスです。今までの左翼報道による虚構を白日の下にさらし、国民に真実を知っていただきたい。そして、政府には、河野談話、村山談話の白紙撤回し、その上で、新たな談話の発表をすることに期待したいと思います。さらに、南京事件の虚構についても、国民に広げたいものです。戦後70年になるので、自虐史観の払拭を行う時が来ているのです。