2016年
5月
24

日本の復興に不可欠な資本主義の精神―「救いのメカニズム」より

5月24日、仙台にて幸福実現党の大川隆法総裁が「救いのメカニズム」という演題で講演を行いました。話は、原発、江戸時代の仙台藩の話など、多岐に渡りました。
その中で、ワンテーマですが、日本経済が復興しない理由の一端をわかりやすく述べられましたので、以下のようにまとめさせていただきました。ただ、前後のたとえ話など、かなり省いていますので、全国の幸福の科学の支部でしっかりと確認されることを願います。
今、全国で政治活動が展開されていますので、参考にしていただければ幸いです。

『(90年ごろのバブル潰しが間違いだったこと)を認めないと、日本の復興は本当に始まりません。二十五年間も経済発展が止まっていることはおかしいことです。自分たちで、自分たちの信用の基礎のところを崩してしまったから、このようになっているのです。もっと言えば「資本主義の精神」を殺したから発展しなくなったのです。
例えば、何か店を開くとき、普通は持ち金がありませんので、銀行からお金を借ります。そして、最初は赤字だったのがトントンになり、利益を出して黒字化し、借金を返済できるようにします。そういう経済構造でやってきました。それができなかったならば、資本主義ではありません。
しかし、それができなくなってきました。日銀はゼロ金利と言って、限りなく低い金利にしたけれども、お金の借り手がないような状態になってしまったのです。なぜならば、国民の多くがデフレが続くと思っているからです
デフレが続くということは、物の値段が下がっていくので、お金を持っておいたほうが安全なのです。すると、なるべく利子をつけないようにして、一生懸命にお金を使わせようとするのですが、そうすればするほど将来がもっと不安になってきます。不安になるので財布の紐が固くなってきます。この感じが、非常に強く出てきました。
やはり、もう一度、「資本主義の精神」を取り戻す必要があります。その元は何かと言うと、二宮尊徳精神です。元手はなくても、少しずつ元手をつくっていくことです。二宮尊徳が、勉強しながら菜種を植えて、油を搾って売ったように、財力を蓄えていくことです。貯めたお金を無駄にせず、大事なところ、有意義なものに使って、お金をだんだん大きくしていくことが「資本主義の精神」なのです。この歯車がうまく回転していないのが、今の日本なのです。
実際、政府は、そのようなお金儲けはとても苦手です。とにかく、お金儲けとお金を使うことに対して、政府系は特に弱いので、私はあまり大きな権限を持たせない方がよいと思っています許認可権限をできるだけ下ろして、民間でやれることは、自分たちの判断で実行できるようにした方がよいです。小さな政府を目指した方が、絶対よくなります。そうしたら、「あっという間に景気が回復する」と申し上げているのです

 

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