民主党の党大会が8、9日に、福島県郡山市で行われました。
あまり他党を揶揄したくありませんが、ちょっと一言。
例えば、集団的自衛権について北沢元防衛相が「時代に合わなければ改憲すればいいが、解釈変更で事が成せる種類のものではない」と解釈改憲に反対しました。
しかし、出席者から「北朝鮮からミサイルが飛んできたらどうするのか」というまともな声が上がったとのこと。
これに対して、ある民主党の元防衛政務官が「国会議員には『解釈改憲反対』にそれぞれの思いがあり、正直一つではない」と嘆息したと報道にありました。
党内にいろいろな意見があって良いと思いますが、国の根幹にかかわる安全保障で、これほど意見に相違がある場合、一つの党としてまとまっている意味がないのでは。
また、原発事故により放射性物質で汚染された廃棄物の最終処分場について、中間提言を発表し、「原発再稼働に邁進している安倍晋三首相のおひざ元に設置する」として、山口県に置くことを主張したとのこと。
本筋の議論から程遠く、嫌がらせの域を脱しておらず、今後、民主党とは冷静で科学的に話し合うことができるのかと心配してしまいます。
寄せ集めであった民主党の実態に変化がないようなので、解体して再編されたほうがよいのではないでしょうか。