ネットニュース(NEWSポストセブン)で、福島第一原発事故関連の報道を見ました。
「朝日新聞が、政府事故調が28時間にわたって聴き取りをおこなった『吉田調書』なるものを入手し、『福島第一原発(1F)の現場の人間の9割が所長命令に違反して撤退した』という大キャンペーンを始め、この記事の中身を世界中が報じている」というもの。
この大キャンペーンによって、世界中で以下のような報道が垂れ流されているようです。
- 2011年、命令にも関わらず、パニックに陥った作業員たちは福島原発から逃げ去っていた(米・ニューヨークタイムズ)
- 福島原発の作業員は危機のさなかに逃げ去った(英・BBC)
- 福島原発事故は“日本版 セウォル号”だった! “職員90%が無断脱出…初期対応できず”(韓国・エコノミックレビュー)
- 日本版セウォル号…福島事故時に職員ら命令無視して原発から脱出(韓国・国民日報)
私は日本人としてビックリしました。どうも韓国フェリーのセウォル号事件に模して、日本人も原発事故時に真っ先に逃げ出したと、世界中で話題になっているようです。
しかし、報道によると「朝日新聞の記事には、調書の中で『自分の命令』に違反して『職員の9割』が『福島第二原発に逃げた』という吉田氏の発言はどこにも存在しない。つまり、〈日本版セウォル号…福島事故時に職員ら命令無視して原発から脱出〉という“根拠”がない」とのことです。
さらに、このような報道に対して、ジャーナリストK氏は、吉田所長をはじめ多くの関係者に直接インタビューした者として、「朝日新聞が『所長命令に違反』して9割の人間が『撤退した』と書いているのは『誤報』である、ということを言わせていただきたい」と証言しています。
これは、下手をすると朝日新聞は従軍慰安婦報道と同じように、日本人を貶める新たな虚報を行っているのかもしれません。
ここまでして、日本人を憎む朝日新聞とは何でしょうか。国民は朝日新聞に巣食う「極端な日本人悪玉論」に、もうそろそろ気付かねばならないでしょう。