中国外務省は10日の記者会見で「中国は『記憶遺産』の登録に積極的に取り組んでいて、このほど『南京大虐殺』と『従軍慰安婦』に関する貴重な歴史資料の登録申請を行った」と述べました。
日本を貶めるとんでもない虚構、陰謀が進んでいます。
中国は南京大虐殺によって、30万人、場合によっては40万人が虐殺されたと称しています。これは本当でしょうか。
今回は当時の南京の人口から考えてみたいと思います。
1937年当時の南京市長は、全市民に対して「南京安全区国際委員会」が管理する安全区内に避難せよと命令を出しました。この国際委員会は、日本軍が南京に入城した12月13日から翌年2月9日までの間に、日本、米、英、独大使館に61通の文書を発送しています。この文書の中に、3回ほど安全区内の難民の総人口は20万人と記されています。
また、米副領事の報告などにも、南京の人口は20万人と記録されています。
さらに、南京陥落直前に脱出したドイツ特派員は、「脱出時には南京の人口が15万人になってしまった」と書いています。
米誌「タイム」にも「15万人の南京市民が避難した安全区」と書いています。
日本軍の捕虜となった張少佐は「南京軍の兵力5万、非戦闘員10万」と述べています。
同様に捕虜となった劉旅長は「南京市民数、おおむね20万」としています。
日本の松井大将の日記には「避難区の人数は12万余」と記述しています。
以上を総合すると、当時の南京の人口は12万から、最高20万人と見て間違いありません。
南京防衛軍は3.5万~5万なので、市民と軍人を合わせて16万~25万となります。
したがって、30万虐殺は不可能です。ゆえに、中国の発表は信憑性に欠けると言わざるを得ません。
当時の南京の人口から考えても、中国の「南京大虐殺によって30万人が虐殺された」という発表は、大嘘でいい加減なものと言えるのです。