先般、安倍政権は、集団的自衛権の行使容認を閣議決定しました。
私は「勝負あった」と思って安心していましたが、国会で議論がなされ、反対派の活動も活発化しているようです。ある世論調査によれば、反対が賛成を少し上回っているとも言われています。
しかし、日本を取り巻く状況は厳しく、危機に直面しているのです。近隣諸国が平和を愛する国々で満ちていたならば、何ら問題はありません。
しかし、北朝鮮は核開発を行い、ミサイルを連射しています。
中国は急激な軍事拡張を行っています。さらに、東シナ海や南シナ海における傍若無人な侵略行為がなされています。
このような状況であっても、日本の防衛を強化することを躊躇していいのでしょうか。
そもそも集団的自衛権とは何か。
国連憲章で認められている権利です。
それを簡単に言うと「もし侵略国が現れて攻められたら、正義の味方の国連軍が助けに行く。しかし、国連の安全保障理事会が対応を決定するまで時間がかかるかもしれないので、その間は、個別に自衛権を行使してもよい(個別的自衛権)。また、味方の近隣諸国と協力して自衛権を行使してもよい(集団的自衛権)」というものです。
この個別的自衛権と集団的自衛権を、国家は固有の権利として有していると国連憲章は認めているのです。(安全保障理事会が正常に機能するとは思いませんが)
この二つの権利は、国連加盟国のすべての国に認められているのに、なぜ日本だけが行使してはならないのでしょうか。
このように国連憲章で認められているということは、集団的自衛権は国家にとって自然権であるということを国際的に認められていることと同義です。
日本国民の生命、安全、財産を守ることが悪というならば、私たちは侵略され、略奪され、虐殺されてもよい存在なのでしょうか。
私は、集団的自衛権の反対を扇動する確信的なマスコミなどの「薄っぺらな平和主義者」たちを売国奴と感じています(一般有権者は真実を知らない人が多いと思います)。
愛する家族や友人を守ることは、宗教的にも善なのです。悪の増長を許してはなりません。