先般のブログで、アメリカのマグロウヒル社の歴史教科書に不当な記述があることを述べました。
今回はドイツの教科書にも記述があることを報告します。
ドイツの初等中等教育学校における教科書は、各州の検定があります。その後、各校の教育会議、もしくは教科会議で選択されます。
今のところ、ベルリン市内の教科書販売店において頒布されている中等教育の歴史教科書15書のうち、Klett社の教科書に以下のような記述があったことが報告されています。
「戦争が進むにつれ、日本占領地域では、ますます多くの人々が軍務、強制労働、あるいは20万人の婦女子の場合は軍の売春施設で売春を強いられた。経済的搾取、数多くの戦争犯罪、及び占領地域における民衆に対する差別は抵抗運動の高まりを招いた」
世界に、虚偽の内容が拡散されつつあります。
ドイツと言えば、先般、メルケル首相が来日し、岡田民主党代表と対談した際に「慰安婦の問題は、きちんと解決した方がいい」と言ったとか、言わなかったとか。
やはり間違いはきっちりと正しておかないと、一国の首相さえ、間違った認識を持ってしまう可能性があるということです。